■A) 季節でちがう子どもの感染症
【 秋(9〜11月)】
ライノウイルスによる普通感冒、急性気管支炎がはやります。そのため、喘息の引き金となることが秋の台風の時期と6月の梅雨の時期に多くみられます。
【 冬 】
RS ウイルスによって小さな子供が咳をしてかぜをひいたといって病院によくきます。 RS ウイルスがはやっているときはインフルエンザはあまり流行しません。RS ウイルスが下火になるとインフルエンザが流行します。同時に、ロタウイルスによる白色下痢症、乳児嘔吐症も流行します。
【 春 】
ライノウイルスによる普通感冒が再び流行します。ロタウイルスによる流行性嘔吐症も続きます。
【 梅雨 】
パラインフルエンザ感染症から喘息、喘息様気管支炎がはやります。
【 夏 】
エンテロウイルス、コクサッキーウイルスによるヘルパンギーナ、手足口病、アデノウイルスによるプール熱、咽頭結膜熱がはやります。