@ 赤ちゃんの嘔吐:
ダラダラ、ゲプッとはいて、あとはケロリとしている場合は心配ありません。生後まもない赤ちゃんは、胃の入り口(噴門)の筋肉がまだ弱いためちょっとした刺激でミルクを吐いてしまうことがあります。順調に体重が増えているようなら、多少吐いても発育に影響することはありません。
A 幼児の嘔吐:
かぜや扁桃炎、胃腸炎の時は吐きやすくなります。一歳以上の幼児になると、乳児のときほど簡単には吐かなくなります。風邪をひいたときなど激しくせき込んだ拍子に吐くこともありますが、単に吐くだけでは急を要するものではありません。発熱や頭痛あるいは血便など他の症状をともなっているかどうか観察しましょう。
* しばらく様子をみても大丈夫なとき:(通常の診療時間内に小児科を受診しましょう)
* 早めに救急外来(小児科)を受診したほうが良い時:
B 嘔吐を症状とする病気の例:
* しばらく様子をみても大丈夫なとき:
* はやめに小児科を受診した方がよいとき
頻回の水様便
血液が混じっている便
糊のような黒っぽい便
よくある腹痛の原因:
* しばらく様子をみても大丈夫なとき:
* はやめに外来を受診した方がよいとき:
@ 腹痛を症状とする病気の例:
* しばらく様子をみても大丈夫なとき:
* はやめに外来を受診した方がよいとき
(チアノーゼ=酸素があまり吸えなくなっていることを示しています。)
→ 至急,受診が必要
(クループ・喘息の疑い)
@ 喉頭蓋炎(最悪クループ):
* しばらく様子をみても大丈夫なとき:
(吸入はすぐに効果が出ますが、のみ薬は飲んでから1時間程度たたないと効果があまりでません。)
* はやめに外来を受診した方がよいとき
(チアノーゼ=酸素があまり吸えなくなっていることを示しています)
→ 至急,受診が必要
(気管支の中がせまくなりすぎて呼吸がほとんどできなくなっている状態で,きわめて重症の発作であることを示しています。)
→ 至急,受診が必要
* しばらく様子をみても大丈夫なとき:
* はやめに外来を受診した方がよいとき
(=意識が戻らない)