糖尿病は、
闘うのではなく、仲良くすること が大事です。
糖尿病の治療は、
医師と協力しながら根気よく続ける 必要があります。尿に糖が出なくなったので「治療をやめた」・「不摂生な生活に戻った」りすれば、将来重い合併症を起こす可能性が高くなります。
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■糖尿病の病型には2種類あります
1)インスリン依存型糖尿病(T型糖尿病)
膵臓のランゲルハンス島にあるインスリン分泌細胞 (B細胞) が破壊され、高度のインスリン欠乏に陥るタイプ。白人と比べると日本人には少なく、糖尿病患者の5%以下と推定されます。
【なりやすい人の特徴】
@どの年齢でも起こりますが、若年者(20歳以下)に多く発症
Aやせ型に多く見られる
【急性合併症】
@高血糖(300mg/dL以上)で脱水症状
A尿ケトン体陽性の場合はケトアシドーシスの可能性がある
B高齢者などで脱水徴候が著しい場合には、尿ケトン体が陰性でも、高血糖高浸透圧
症候群の可能性がある
【治療法】
@急性合併症の場合には、上記いずれの場合でも急性期には入院加療が必要となります。
A佐藤寿一クリニックでは、入院加療が必要と認められた場合、提携専門医への紹介を致します。安定後は、当クリニックでの継続治療が可能です。
2)インスリン非依存型糖尿病(U型糖尿病)
特定の原因遺伝子が判明したものもありますが、多くは複数の遺伝的要因が複雑に関係していると推定されます。インスリン分泌が低下している状態で、糖尿病の約 95% がU型糖尿病です。
【特徴】
@無症状で経過する期間が長い
A遺伝を基本にして発症する
B肥満、ストレス、妊娠、発熱、手術などの環境因子が大きく関係している
C痛い・気持ちが悪いなどの症状がなく糖尿病が始まる事が多い
【なりやすい人の特徴】
@40才以上の人
A太りすぎ
B遺伝
【治療法】
@食事療法
A運動療法
B薬物療法
■なぜ肥満はいけないか?
1)糖尿病と肥満の関係
「肥満・食べ過ぎ・運動不足」などは、インスリンの作用を妨害する要因と考えられています。
2)なぜ肥満はいけないか?
肥満であることにより、血液中の脂質・中性脂肪などが体内に蓄積されます。また、合併症である動脈硬化や心筋梗塞の原因へともなります。
インスリンの量は抑制されたままで、糖が利用されず血糖の上昇へとつながります。そのため、肥満を解消することで、糖の利用を促進し、血糖
の上昇を抑えることができます。
3)標準体重の算出方法 (成人の場合)
身 長 | 標準体重の計算方式(kg) | 1日摂取エネルギー量(kcal) |
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150cm以下 (加藤式) 150cm以下 (ブローカ桂変法) |
(身長 - 50 )÷2 (身長 - 100 ) |
標準体重(kg)×25〜30 (労働に応じて増減する) 妊娠後半は 標準体重(kg)×35 授乳中は 標準体重(kg)×30〜35 |
150〜160cm | (50kg+(身長 - 150cm )×0.4kg ) * 身長151cmの場合* (50kg+1×0.4=50.4kg ) |
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160cm以上 | (身長 - 100 )×0.9 |