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町田市/町田駅前佐藤寿一クリニック

2023〜24年インフルエンザ予防接種


季節性インフルエンザは例年12月〜3月にかけて流行します。
2023年春には、例年とは異なる季節外れのインフルエンザが流行しました。日本の流行予測に重要な南半球での患者数が増えていることから、早ければ2023年10月から流行が始まり、規模も大きくなる恐れがあります。

2023〜24年度インフルエンザ予防接種(予約制)


【接種(予約制)】
2023年9月11日(月)〜24年1月31日(水)
午前:9:30〜12:30 午後:15:00〜18:30
【予約】
2023年9月〜 予約受付中
【予約電話】
042-710-2251
【料金】
・高校3年生(18歳)まで:¥3,000
 (小学生までは2回接種推奨)
・18歳以上:¥4,000
・南多摩5市(町田/多摩/八王子/日野/稲城)にお住まいの65歳以上の方:
  ¥2,500

 (接種期間:10月10日(火)〜 1月31日(火)

こちらから「インフルエンザ問診票」のダウンロード(一般用)ができます。

国内のインフルエンザについては、2023年2月中旬以降定点あたりの報告数が 直近5年間の同時期と比較して多い状態で推移しており、例年より流行が 早まる可能性があります。インフルエンザワクチンにはインフルエンザの 重症化を防ぐ効果があります。
※65歳以上の方等(定期接種対象者)で、インフルエンザワクチンの接種を希望される方は、お早めに接種をお願いします。
※新型コロナワクチンとの接種間隔について
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同日に接種が可能です。
*注)新型コロナワクチンについては前回接種からの間隔等の要件があることか ら、必ず同日に接種できるわけではありません。 (厚生労働省/令和5年9月)

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インフルエンザワクチンの接種回数


接 種 対 象 者 接 種 回 数
 基礎疾患を有する方(妊娠している) 1回
 基礎疾患を有する方(入院患者など重症者)  年齢に応じ、
1回または2回
 (著しく免疫反応が抑制さ れている方は、
2回も可)
 基礎疾患を有する方(その他)
 乳幼児(6ヶ月〜13歳まで) 2回
 13歳以上
 ※受験生の方は2回をお奨めします
1回または2回
 1歳未満の乳児の保護者 2回
 優先接種対象者で身体上の理由により予防接種が受けられない方の保護者等
 高齢者(65歳以上) 1回

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インフルエンザが流行する時期


インフルエンザには、「季節性」と「新型」の大きく2つに分類できます。
・インフルエンザ【季節性】
感染症は、一度ウイルスや細菌に感染すると免疫機能によって再感染のリスクは低下しますが、季節性インフルエンザは、A型のインフルエンザウイルスの抗原性が毎年わずかですが変化するため、再感染の可能性が通常のウイルスと比べて高いとされています。
・インフルエンザ【新型】
新型インフルエンザは、季節性のものとは抗原性が大きく異なるインフルエンザウイルスによるものです。過去に感染しておらず免疫を獲得していないため、感染者が出ると多くの方が感染する可能性があります。

インフルエンザウイルスに感染したら?


1日〜5日(平均3日)で発症します。
症状の出る1日前から症状の出た日が最も感染性が高く(ヒトにうつしやすい)、
発症後7日間はウイルスを排出します。
周囲の方への注意・配慮が必要です。
(無理して仕事や学校に行かない、外出するときはマスクをするなど)

・症状は?
発熱(通常38℃以上の高熱)頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なパターンです。通常の風邪と比べ全身症状が強いことが特徴です。
合併症として、多くは重症化しないが、気管支炎、肺炎。小児では中耳炎、熱性けいれん、脳炎などを併発し、重症になることがあります。
近年、幼児を中心とした小児において、急激に悪化する急性脳症の増加が明らかとなっています。
厚生労働省が行った調査によると、毎年50〜200人のインフルエンザ脳症患者が報告されており、その約10〜30%がお亡くなりになっています。原因は不明で、現在も詳細な調査が続けられています。
なお、B型の場合は、さほど熱がでない場合もありますが、下痢やお腹の痛みを訴える人が多いことが特徴です。

・ワクチンの効果
現在わが国で用いられているインフルエンザワクチンは、ウイルス表面にあるHA(赤血球凝集素:ウイルスがヒトに感染するときにくっつく部分)を主成分として製造している不活化(注1)ワクチンです。
注1)不活化=ウイルスを死滅させウイルスとしての機能がない状態

感染や発症を完全に防御できませんが、日本国内の研究報告によると、6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。また65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34〜55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。また乳幼児における研究報告では、報告によって多少幅がありますが、概ね20〜60%の発病防止効果があったと報告されています。
※出典:厚生労働省ホームページ インフルエンザQ&A

・今季もインフルエンザワクチン接種を推奨します
インフルエンザワクチンには、4種類(A型2種類、B型2種類)のウイルス型が含まれており、A香港型もそのうちの一つです。一般に、ワクチンは、発症予防効果とともに重症化防止効果が期待できます。欧州からの報告では、65歳以上の高齢者において、ワクチンを接種した場合は、接種しなかった場合に比べて、A香港型感染による入院を抑制したと報告されています。 また、わが国においてはCOVID-19の発症者は再増加が続いています。そのような中で、ワクチンで予防できる疾患についてはできるだけ接種を行い、医療機関への受診を抑制して医療現場の負担を軽減することも重要です。

・例年通りのインフルエンザ対策が必要です
今季は、発熱された患者さんでは、ワクチン接種歴に関わらず新型コロナとインフルエンザを見分けることが重要となります。また両者が合併して重症になる場合もあります。したがって、発熱者では両方のウイルスに対する検査が必要となることがありますので、医療機関の受診をお勧めします。
インフルエンザと診断されたときは、抗ウイルス薬による治療を検討することとなります。抗ウイルス薬は、インフルエンザの重症化・死亡を抑制します。高齢者、小さなお子さんなど重症化のリスクのある方は当然治療の対象となりますが、リスクを持たない健康な人でも重症化することはあり、その予測は困難です。
インフルエンザに対しては、他の呼吸器感染症と同様に、一般的な予防も大切です。手洗い、マスク、咳エチケットを普段から心がけることが重要です。
わが国のインフルエンザ診療は、早期診断、早期治療の体制が確立しており、世界の中でも進んだ国の一つと言えます。国民全体が、従来通りのインフルエンザ対策を行っていただきたいと思います。

インフルエンザウイルスの「型」とは?


●A型は:
常に世界のどこかの国やどこかの地区で、猛威をふるっており、死に至らしめることもある怖いウイルスです。

HA(ヘマグルチニン)が16種類
NA(ノイラミニダーゼ)が9種類
この組み合わせで、全部で16×9=144種類があります。
さらにはHAの先端部分の構造変化が毎年すこしづつ起こるため、以前にワクチン接種や感染したことがあっても、免疫が機能しにくくなります。

●B型は:
2種類のウイルスが存在し、構造変化はあまり起きません。
重症化することはあまりなく、下痢やお腹の痛みを訴える人が多いです。

●C型は
変化が起きませんので、いったん免疫を獲得すると、生涯その免疫が持続すると考えられています。
4歳以下の幼児の感染が多く、感染しても鼻水程度で、軽症で済むことが多いです。

2023〜24年度インフルエンザワクチン製造株


ワクチンは、今シーズン流行しそうなウイルスを国立感染症研究所が世界のデータから研究し、その結果からワクチン製造株(ウイルス)を厚生労働省が決定しております。
2023/24シーズンのワクチン製造株を令和5年4月27日に公表されました。

学会は「インフルエンザの罹患率や死亡率を低下させるため、生後6ヵ月以上のすべての人に対するインフルエンザワクチンの接種を推奨する」としています。

1)日本における2023-24シーズンのインフルエンザワクチン株
 インフルエンザHAワクチンは、4価ワクチンであり、2022-23シーズンからA/H1N1型のみ1株が変更となりました。

実際に流行する型と異なるケースもありますが、現状では近年流行した型と同様と予測されています。

* A型株
A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)(変更)
A/ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2)
* B型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)

2)特に接種が推奨される方
・定期接種対象者:65歳以上の方、60〜64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限される方、60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
・医療従事者、エッセンシャルワーカー:急性期後や長期療養施設のスタッフを含む医療従事者、薬局スタッフ、その他重要インフラの業務従事者の方
・インフルエンザの合併症のリスクが高い方:生後6ヵ月以上5歳未満の乳幼児、神経疾患のある子ども、妊娠中の方、その他特定の基礎疾患を持つ方

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